昭和女子大学との産学連携実施のお知らせ

グラフィック・パッケージング・インターナショナル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:権藤 嘉江⼦)は、昭和女子大学と産学連携プログラムを実施したことをお知らせいたします。
本プログラムは、当社の主力製品であるAquaKote(アクアコート)の板紙を使用し、「アクアコートの特性を活かし、小さなものから大きなものまで、幅広い生活雑貨を提案していく」をテーマに、学生たちがアイディアを考え、新たな可能性について研究をするものです。

【研究プログラムについて】
本研究プログラムには、昭和女子大学 環境デザイン学部 環境デザイン学科 ナカダシロウ 准教授の指導のもと、学生8名が参加しました。
プロジェクトテーマである「kamimono」※に基づき、まず当社アクアコート原紙の特徴(耐水性・強度等)を把握するために色々な側面から実験や考察を行いました。その後、原紙の特性を活かした作品を制作し、対話を通じてブラッシュアップを繰り返し、最終的に作品発表を実施しました。

※プロジェクトテーマ「kamimono」のネーミングについて
Graphic Packaging Internationalは、アメリカを拠点とする企業であり、⽇本語と英語を織り交ぜた名前「kamimono」を採⽤しました。
この名前は、⽇本語で「物」を意味する「mono」と、英語の「mo nophony」から派⽣しています。⾳楽⽤語の「monophony」は「単旋律」を指します。1⼈で歌うことも「monophony」ですが、さまざまな楽器や声で1つの旋律を奏でることも含まれます。単純でありながら純粋で迫⼒のある⾳楽表現です。
「monophony」のように、私たちは素材である「アクアコート」を純粋に活かした製品を作りたいと考えています。さまざまな国や⽴場の⼈々が「アクアコート」を通じてつながることを願っています。
*プロジェクトテーマロゴは、学生がプロジェクト名の「kamimono」のKをテーマに、紙の展開図をイメージしてデザインしました。


【研究成果について】
プログラム初期段階では、学生一人一人が多種多様なアイディアを出し合い、多くのアイディアが生まれました。そこから学生たちがアイディアを絞り込み、グループワークを通じて作品の完成度を上げていきました。
最終報告は、2024年3月下旬にGPIJオフィスにて実施され、最終成果物として、下記の2種類の作品の提案がありました。





「ぷらんと」:
強度が高く水に強いというアクアコートの特性を生かし、小さなプランターを入れて持ち運びができ、持ち帰った後にも容器として使える作品




「pita pata」:
アクアコートの持つ質感と風合いを生かした作品。また、表紙と裏表紙は、複数に重ねた紙で凹凸を表現し、その凹凸の組み合わせを楽しむというユニークな作品




当社としても新たな気づきを得られた非常に意義深い産学連携となりました。
今後もイノベーティブな商品や環境に配慮した商品開発の実現を通じて、⼀層の社会貢献を⽬指してまいります。